テロと地政学リスク


戦争と並んで外為市場に大きな影響を与えているのが、テロリズムです。

ニューヨークの貿易センタービルにハイジャックされた飛行機が突っ込んだ事件は記憶に新しいところですが、あの事件がアメリカという国そのものを変えたと言われています。

テロリストという見えない敵との戦争を余儀なくされており、それが経済的にも金融市場的にもアメリカの負担となっています。

その結果ドル円、ユーロドルなどでドル売りが起きてしまい、歴史的な円高の原因にもなりました。

近年は自国の輸出産業を保護する意味もあって通貨安に誘導する通貨当局が多いので、アメリカも積極的にドル安を是正しようとしませんでした。

その結果として日本円に世界の資金が集まってしまい、円高となったのです。

「9.11」後も世界各地で凶悪なテロ事件は起きており、そういった事件が起きるたびに関係する国の通貨が売られています。

スペインのマドリードで起きた大規模な爆破テロの際には、ユーロが大きく売られました。

皮肉な話ですが、そういったテロ活動が通貨安を引き起こすため、それを見越した筋のFX取引が大きく利益を上げているという現実があります。




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