米ドルにまつわる主な地政学リスク


米ドルは、言うまでもなく世界の基軸通貨です。

そのため、米ドルに関する地政学リスクはとても範囲が広く、まさに世界規模です。

アメリカの政治や経済に何か起きた時はもちろんのこと、それ以外の理由でもドルが買われたり売られたりする要素はとても多く、挙げていくとキリがなくなってしまいそうです。

しかし、その中でも最も大きなリスクは、米国らしく戦争やテロです。

米国は常に世界のどこかで戦争をしているイメージがあるので戦争のニュースがあまり地政学リスクとして意識されませんが、米国本土に危険が及ぶような事態やイラク、アフガニスタンのように派遣した米軍が大きな死傷者を出すような攻撃を受けると議会ではその責任を問う動きが起きます。

そうした動きがアメリカの政権にダメージを与えるため、それがドル売り要因になることもあります。

また、世界で最も取引量の大きなユーロドルがシーソーのような働きをして、ユーロが極端な値動きをすることによって対岸のドルが影響を受けることもあり、これも地政学リスクと言えます。ギリシャ危機によってユーロ安になった時は、アメリカに何もなかったのにドルが大きく買われたことがありました。

ちなみにこの時には日本円もかなり高くなっています。

「有事のドル買い」という言葉があるので戦争などが起きるとドルが高くなるというイメージがありますが、最近ではスイスフランや日本円など安全な通貨に待避する動きのほうが大きくなっているように思います。




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