消費増税は地政学リスク?


2014年の4月から、消費税が5%から8%に上がりました。

この増税は経済に相当なダメージを与えると見られていたせいもあって、日本の株価はこれに合わせて下落しました。

株価が下落するということは、これも一種の地政学リスクではないかという指摘すらありました。

厳密に言うと地政学リスクというのは軍事的、政治的な要素が相場に与えるリスクのことを言うので当たっていないかも知れませんが、確かに消費増税という経済政策によって株価が下がり、それが為替相場に影響を与えているのですから、政治的なリスクであることは間違いありません。

しかし、実際には色々な経済学者などが指摘していたほどのインパクトはなく、消費増税をうまくこなして株価が持ち直し、為替相場も落ち着きを取り戻しました。

事前にアベノミクスという経済政策が浸透していて、日本経済へのプラス要因を十分に確認してからの増税決断だったのも良かったのかも知れません。

筆者がここで特定の政党や政治家の支持を表明するものではありませんが、消費増税を含めたアベノミクスは一応成功していると言って良いでしょう。FX投資家についても、この消費増税を円高要因としてトレードした人も相当いるようで、利益を出した人も多かったようです。

地政学リスクという名前がついているので全員が損失を出しそうなイメージがありますが、地政学リスクもうまく相場に乗ればチャンスなのです。



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