ウクライナ情勢

2014年の上半期に起きた最も大きな軍事的な事件と言えば、何と言ってもウクライナのクリミア半島に対するロシアの介入です。

ウクライナの政情が不安になったことに端を発して、クリミア半島をロシアが併合しようとするという、なかなか深刻な政治問題です。

これに対してウクライナを欧州側に立たせたいと願っているEUと、ロシアが真っ向から対立しました。そこにアメリカや中国などの大国の思惑も絡んで、予断を許さない事態となりました。

ここで当事者となっているのは、EUです。EUの通貨と言えば、ユーロです。

このウクライナ情勢はユーロに対する地政学リスクが強く意識され、ユーロ売りが誘発されたことが何度かありました。

また、ユーロが売られるとヤジロベエのように米ドルと日本円が上昇するので、そのあおりを受けてユーロドルが下落、ユーロ円が下落というシーンも見られました。

ウクライナ情勢がEUにとって危機だと感じられる展開になるとユーロ売りというのが基本的な流れです。




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