地政学リスクと外為相場その6 スコットランド独立運動

イスラム国やウクライナの情勢を見ていると、世界が非常にきな臭い状態になっていることを感じます。軍事力、武力に依存した問題解決をしようとする勢力があまりにも多いからです。

そんな世界の中で、スコットランドの独立運動は明らかに一線を画しています。イギリスの一部であるスコットランドが独立するかどうかという国家的な判断を住民投票という民主的な手段で決めようとしたのですから、さすがイギリスは先進国だと感じます。

方法は平和的だとは言え、イギリスという国家にとっては重大な問題です。スコットランドの独立是非を問う住民投票が行われると決まった頃からポンドは下落を始め、イギリスの経済力に対する懸念が示されました。

結果としては否決されたものの、かなりの僅差でした。これだけの僅差だと独立派はあきらめることなく、今後も色々な方法で独立を果たそうとするでしょう。これがイギリスにとって地政学リスクとなっています。何せスコットランドには北海油田やウィスキー産業など、イギリスの経済を支える重要な産業が多くあるからです。

今後もスコットランドの独立問題で何か起きるたびに、ポンドドルやポンド円、ユーロポンドなどの通貨ペアが大きく影響を受ける構図は続くでしょう。



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