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地政学リスクと外為相場その4 ウクライナ問題
ウクライナはとかく、政治的な問題に翻弄されやすく地政学リスクが意識されやすい国です。
西欧勢力と旧共産圏の勢力が対峙する地理的な条件もあって、昔からさまざまな紛争が起きてきました。
今回、ウクライナが外為相場に地政学リスクを意識させたのは他でもなくクリミア半島の独立問題をはじめとする東西の対立です。
まずは、ウクライナという国の解説から始めましょう。
先述の通り、ウクライナは地理的に西欧と旧ソ連の中間的な場所にあります。そのため大国の陣取り合戦に何度も巻き込まれており、現在のような姿になったのは歴史的にもあまり無かったことです。
しかし、平和は長くは続きません。ウクライナの南東部にあるクリミア半島にはロシア系住民が大量に住んでいて、そこの住民はロシア語を話し、ロシアへの帰属を求めています。ロシアにとっても領土が広がるばかりか、黒海を出入りする軍事的な要衝でもあるので、このチャンスを逃すはずがありません。
そこでロシアはこの機に乗じて一気にロシア系住民による高度な自治を獲得するのと同時に、事実上のロシア領として実効支配を始めました。
ウクライナにとっては国土の一部をロシアに奪われたという認識なので、普通なら戦争になるところですが、そこはロシアがうまく立ち回って直接手を下すことなく「ロシア系住民が望んだから」という形を作りました。
現在もこの状態は続いており、クリミア半島問題を発端にウクライナは東西が分裂してしまうのではないかという対立軸が生まれています。
この時に戦争の香りが漂い始めたことで、まずユーロが下落しました。そして有事に強いとされるスイスフランが上昇し、為替相場に大きな影響を与えました。
ドルや円は蚊帳の外かというと、そんなことはありませんでした。このことで資源価格が上昇し、企業業績の悪化を懸念した投資家によって株安が引き起こされ、円高局面を迎えた時期がありました。
西欧勢力と旧共産圏の勢力が対峙する地理的な条件もあって、昔からさまざまな紛争が起きてきました。
今回、ウクライナが外為相場に地政学リスクを意識させたのは他でもなくクリミア半島の独立問題をはじめとする東西の対立です。
まずは、ウクライナという国の解説から始めましょう。
先述の通り、ウクライナは地理的に西欧と旧ソ連の中間的な場所にあります。そのため大国の陣取り合戦に何度も巻き込まれており、現在のような姿になったのは歴史的にもあまり無かったことです。
しかし、平和は長くは続きません。ウクライナの南東部にあるクリミア半島にはロシア系住民が大量に住んでいて、そこの住民はロシア語を話し、ロシアへの帰属を求めています。ロシアにとっても領土が広がるばかりか、黒海を出入りする軍事的な要衝でもあるので、このチャンスを逃すはずがありません。
そこでロシアはこの機に乗じて一気にロシア系住民による高度な自治を獲得するのと同時に、事実上のロシア領として実効支配を始めました。
ウクライナにとっては国土の一部をロシアに奪われたという認識なので、普通なら戦争になるところですが、そこはロシアがうまく立ち回って直接手を下すことなく「ロシア系住民が望んだから」という形を作りました。
現在もこの状態は続いており、クリミア半島問題を発端にウクライナは東西が分裂してしまうのではないかという対立軸が生まれています。
この時に戦争の香りが漂い始めたことで、まずユーロが下落しました。そして有事に強いとされるスイスフランが上昇し、為替相場に大きな影響を与えました。
ドルや円は蚊帳の外かというと、そんなことはありませんでした。このことで資源価格が上昇し、企業業績の悪化を懸念した投資家によって株安が引き起こされ、円高局面を迎えた時期がありました。
2018年01月23日








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