日本の財政赤字

日本の財政赤字は、もはや天文学的な規模になりつつあります。国の借金額は優に1000兆円を超えており、国民一人あたりの借金額は途方もない数字になりました。

それでも危機感があまり感じられないのは、そのほとんどを国内で消化しているからです。年金運用や郵便貯金などの巨額資金が国債を運用先にしているので、そこが買い支えていてくれる限りは世界的に売りを浴びせられて大暴落するというリスクもあまりありません。

つまり、日本が豊かだからこそ大ごとになってないだけで、もっと少ない借金額で国がひっくり返るような事態になっているところはいくつもあります。ハイパーインフレで知られるジンバブエやEU離脱も取り沙汰されているギリシャなど、日本の借金額と比べると微々たる数字ですが、自国内で国債を消化できないので大きな問題になるのです。

これを見る限り、日本は少々借金をしても安泰だと思ってしまいそうになりますが、それは自民党内の脳天気な人たちだけで十分です。このまま借金が増え続けると国内で消化しきれなくなり、海外の投資家にも買ってもらう比率が増えます。海外の投資家は日本が財政健全化に消極的だと思えば容赦無く売りを浴びせてきますので、国債の価格が下落→金利上昇という局面がやってきます。

金利が上昇したら国債の利払い負担が大きくなり、日本の財政はさらに悪化するでしょう。その後に待っているのは、お決まりのコースです。

日本とて、いつそうなるか分からない状況まで借金額が膨らんでいることを認識しなくてはなりません。
アベノミクスで始まった円安ではありますが、その後も予想以上に円安が進んだのはもしかするとインフレや債券暴落の序章かも知れません。



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