スイスフランショックその4

現在、世界中にある通貨の中で自由変動相場制を採用しているのはごく一部です。意外に思われるかも知れませんが、FX取引会社の取り扱いメニューに入っている通貨くらいのものです。

それ以外にも自由に売買できる通貨はたくさんありますが、流通量が極端に少なく、事実上投機的な取引をするのに適していません。

流通量の規模がある程度あるのに、スイスフランのように国家がレートをコントロールしている通貨はいくつもあります。最も存在感があるのは、おそらく中国の人民元でしょう。

ここまで経済発展をすると誰もが忘れそうになりますが、中国はれっきとした共産主義国家です。中国共産党という組織が一党独裁をしているのですから、旧ソ連や旧共産圏と全く同じです。そういう国で流通している通貨は国家が管理するのが普通というもので、人民元もレートが自由に動かないように規制されています。

しかし、世界は中国政府が人民元を低いまま抑えているのは自国の産業に援助金を渡しているのと同じことだと批判しており、人民元の切り上げ圧力は年々強くなっています。

それを受けて中国政府も徐々に人民元のレートを切り上げてソフトランディングしようとしていますが、これがある日方針転換となったら、どうなるでしょう?

次回につづく





コメントは下のボタンを押して別ウィンドウから投稿できます。